2021-09-13

相次ぐ危険木 熊本城周辺で大きなクスノキ17本を伐採 木を腐らせるキノコはどこからやってきたのでしょうか

2021-09-13 0
熊本城周辺で危険と判断された17本の樹木が、次々と枝を切り落とされました。高さは30メートル、幹回りは6メートル以上もある立派なクスノキです。
葉が茂る様子からは危険とは思えませんが、根元のあたりから腐り始めているというのです。
問題はその内部。「ナラタケ」が、大木を内側から腐らせている犯人です。

一体、どこからやってきたのでしょうか?

熊本博物館植物担当の山口瑞貴さんによりますと、キノコが成長するにはいくつかの条件があるといいます。キノコは胞子で増える。空気中に浮遊しているものが、木に付いてそこから生長して発生する。温度や湿度が整ったときに、子実体(キノコ)が出てくるといわれている。木の元気さ。弱っている木と、元気な木、弱っている方がキノコは付きやすい。
また、キノコが木を腐らせるのは珍しいことではないといいます。
「木(の立場)から見たら少しかわいそうな面もありますけれど、キノコも菌類として立派に生きているという面もある」(熊本博物館植物担当 山口瑞貴さん)
 
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