2012-01-22
「ドヴォルザーク 交響曲第5番《新世界より》」と「名曲100選」へ、ぜひご来場ください!!
2011-07-29
【蓄音器の音】78回転の響き - さて、この音は昭和何年頃の録音でしょうか? - SPレコードの高いクオリティに驚き!
究極のアナログとまでは装飾しないけれども、この音は聴いて驚きました。mp3 に変換した音だけれども、SPレコードの再生音だとは思われないでしょう。SPレコード固有の音はシュラックという盤の材質によるもので、鉄針が音ミゾを削る時に発します。SPレコードも昭和初期、昭和10年頃、20年頃、30年頃と、或いはレコード会社の違いでシュラック音が静かなレコードもあります。SPレコードと蓄音器を楽しむ会で聞いて貰っている、ローゼンタールのショパン:ピアノ協奏曲がそうした極上盤の1つ。
でも、これには目から鱗でした。
2011-06-13
【蓄音器の音】聴きませんか - 第277回蓄音器でレコードを楽しむコンサート あの花この花 - 昭和15年2月 http://amzn.to/mF8M9u
作曲家の古賀政男は結婚問題の頃に、ちょっと体調を崩しまして伊豆の温泉に暫く静養に出たわけです。その時にコロンビアの社長は、見舞いにも来なかったわけ。この頃のコロンビアの社長は、アメリカ人だったわけですね。米国資本だったから。そこで古賀政男はですね、あまりにも仕打ちが冷たいという事でコロンビアを離れてテイチクに入るわけです。そこでテイチクで次々にヒットを出していきますが、この時にまたテイチクの連中がのぼせ上がって来てですね、少し横柄になってきた。 http://amzn.to/mF8M9u
松竹キネマ90周年x日本コロムビア100周年 懐しの松竹映画大全集 スペシャルBOX ~音と映像で甦る銀幕の歌謡曲~(DVD付)
日本コロムビア盤 30505B 昭和15年2月発売
2011-04-30
SPレコードのうた《哀愁列車》 - 熊本弁訳
惚れて、惚れて、惚れておるとに行くオルに、旅ば急かすっベルん音。辛かホームに来はしたが、未練心に躓じぃて落とす涙の哀愁列車。
燃えち、燃えち、燃えち過ごした湯の宿に、後ろ髪引く灯りが一つ。今宵逢瀬を待ちわびっ。君の幸せ祈りつつ、旅に逃るる哀愁列車。
泣ゃあち、泣ゃあち、泣ゃあちおっとば知らんぷり、窓は二人を遠くする。堪えきれずに見返れっと、すがるせつない瞳のような、星が飛ぶ飛ぶ哀愁列車。
哀愁列車 試聴する
2011-04-14
【蓄音機の音】78回転の響き - DECCAが録らえた重戦車 Cor de Groot - Rachmaninoff (Decca)
耳が不自由なのに達者なピアノを弾く。と、成れば何よりも奇跡でしょう。4月11日はベートーヴェンの《大公》トリオが初演された日と記録されていますけれども、これは単に名曲が初演されたという記録だけではなくてベートーヴェンが公の前でピアノ演奏をしなくなった日でもあります。初演で共演したヴァイオリニストとチェリストが同ベートーヴェンのピアノに合わせたのかは想像でしかありませんけれども、初演の場に集った人たちはベートーヴェンに楽譜を見せて貰ったと言うことです。
ベートーヴェンに楽譜を見せて貰って、ようやく《大公》トリオがどういう音楽なのか聴き手は理解できたようです。その様子を観てきっとベートーヴェンは、自分でピアノを演奏して聴かせることを断念したのでしょう。それを周りがチヤホヤと、新作に興味を持っているんだなと感じたとしたならば・・・ベートーヴェンの名前は今どうなっていることでしょうか。
2011-04-13
【蓄音機の音】78回転のワーグナー 指揮者不明の《マイスタージンガー前奏曲》
時代背景も関わっているのでしょうか、指揮者の記載がありません。演奏している管弦楽団がベルリン・シュターツ・オパーと記載されているだけで、それ以上は不明。1926年から28年頃の間の電気録音。12インチ盤両面盤で、盤面の変わる直前でテンポが下がっているのが特徴かも知れませんが指揮者を推測して聴き込むのも面白いことです。演奏はしっかりとした骨格のワグナー。
2011-03-23
うれしいひな祭り [昭和10年] - 第274回 蓄音器でレコードを楽しむコンサートより
春の関係の歌で、これは良く御存知の「うれしいひなまつり」。今が時期ですね、街の中でもこの曲が流れていると思います。サトウハチローの作詞で、川田孝子の歌でお届けします。
これは資料に寄りますとですね、サトウハチローが最初の奥さんと別れまして、子供が3人おったそうですけどね。それを引き取って次の新しい奥さんと生活している時に、まぁ、子供たちが可愛そうだ。上の2人が女の子でしてね、小学校6年生と4年生がおりまして、そこで大変豪華な雛飾りを一式買いまして、お座敷に飾ったそうですね。
2011-03-16
うれしいひなまつり [昭和10年] - 第274回 蓄音器でレコードを楽しむコンサートより
春の関係の歌で、これは良く御存知の「うれしいひなまつり」。今が時期ですね、街の中でもこの曲が流れていると思います。サトウハチローの作詞で、川田孝子の歌でお届けします。
これは資料に寄りますとですね、サトウハチローが最初の奥さんと別れまして、子供が3人おったそうですけどね。それを引き取って次の新しい奥さんと生活している時に、まぁ、子供たちが可愛そうだ。上の2人が女の子でしてね、小学校6年生と4年生がおりまして、そこで大変豪華な雛飾りを一式買いまして、お座敷に飾ったそうですね。
2010-10-10
今日は1日“浜松アーカイブス”三昧〜クラシック編② SP録音を聴いてみよう
今日は1日浜松アーカイブス三昧では、放送スタジオに蓄音機を持ち込んで実際に針を落とした音源で放送されました。生放送ですからアナウンスで説明できるところも助けとはなっています。CDだけや、LPでも一面で区切りがつけられるようにマスタリングされていますので忘れがちではあるのですが、クラシック音楽はレコードでは盤一面には曲が収まりません。それで曲の間が空き空きゝされているのも今回の趣向です。
今日は1日“浜松アーカイブス”三昧〜クラシック編①
アナログレコードを聴きまくる『今日は1日“浜松アーカイブス”三昧』の1日目は、クラシック編。明日、10月11日は軽音楽編としてSP、LPレコード時代の音源で音楽を楽しんでみようというNHK-FMの企画。放送は両日とも午後0時15分から、番組の終了は日曜日のクラシック編は午後11時まで、月曜(祝)日の軽音楽編は午後10時45分までとなっています。
今から30年ほど前・・・振り返ってみれば、CDが登場して四半世紀経っているんですね。当時、直ぐにでも聴き楽しんでいるレコードは総てデジタル化されてCDで楽しめるというソニーレコードの営業の方に言われて確かにそういう時代にすぐ成るだろうと信じていたほどです。それが今だアナログレコードを楽しんでいます。